ひげそり

電気かみそり、或いは2枚刃以上の安全かみそりを用いて、
保湿を考慮しながらていねいにひげそりをします。

 

不適切な手技で行うと、表皮層が剥ぎ取られてしまい、
革皮様化が起きてしまいまうので、
正しい方法で、慎重に行うようにしましょう。

革皮様化とは

革皮様化とは、表皮がはがれる(表皮欠損)によって
真皮が露出することによって乾燥が起こり、
皮膚が収縮・硬化してしまうことです。

 

こうなると、革製品のように褐色で、硬い状態になるため、
革皮様化といいます。

 

革皮様化の殆どは、口唇やその周囲、顎、頸部、
陰嚢などの粘膜の部分に起こります。

 

革皮様化の原因は、ひげそりによる皮膚の損傷が多く、
ご遺体が自宅等に戻られた後、茶色の水玉模様のようになります。

 

テープの除去後や外傷、水疱部の破裂などによっても
革皮様化は起こります。

 

 

不適切なひげそりでは、
結果としてご遺体を傷つける事になってしまうため、
気をつけて行うことが必要です。

 

表皮剥離を防ぐためには、
まず、ひげそりの前に蒸しタオルで皮膚を温めます。

 

そして、表皮とひげに水分を与え、
かみそりの引っ掛かりを抑えておきます。

 

また、シェーピングクリームやせっけんの泡を使うと、
ひげが潤い、同時に表皮との間の抵抗性を少なくすることができます。

 

ひげそりの後は、保湿効果の高い保湿ローションを塗り、
乾燥を予防します。

ひげそりの手順

(1) 皮膚に水分を与えるため、温かいタオルでひげそり部を温める。

 

(2) ひげそり部に、泡立てたせっけんや洗浄剤、もしくはシェーピングクリームを塗る。

 

(3) 電気かみそり、もしくは2枚刃以上の安全かみそりで剃毛する。

 

(4) 温かいタオルでせっけんや洗浄剤、シェーピングクリームを押さえるようにして拭き取る。

 

(5) 保湿ローションをぬって乾燥を防ぐ。